以前はキャッシング契約をする際は直接店舗で契約する必要がありましたが、現在はネット上でのやりとりで即日、融資されるにも珍しくありません。
キャッシングが容易になった事で増えているのが返済に関するトラブルです。
キャッシングの審査が通らない
具体的には返済期限内での返済遅延、返済を数ヶ月に渡り滞る等が代表的な例です。
数回のトラブルの後で再度、キャッシング契約を試みると契約を拒否されるケースもあり事故歴として消費者金融系や信販系会社、銀行金融機関に事故歴が共有されるケースがあります。
この状態になると今後もキャッシング、クレジットに関する新規契約が難しい状態となり仮に契約できても金利が高く営業形態が妖しい金融会社やヤミ金と言われる不法金利での高利貸しから借りる最悪な結果となります。
- キャッシング契約の常識
- キャッシングを控えるべき人のタイプ
- 事故歴に関する情報など掲載
- 比較的、審査の優しい金融会社、銀行のキャッシング会社情報
- 返済不可能な状態に陥った人が取るべき処置
について説明しています。
ネットキャッシング契約で確認すべきポイント
キャッシング会社を選ぶ際の選択ポイント
キャッシング契約前に確認するべきポイントについて説明します。まず返済回数によって金利が変動するタイプか否かを確認することです。
キャッシングの金利は変動制か固定か確認する。
多くのキャッシング会社では融資から30日以内の一括返済では金利なしのサービスを実地しており少額の借り入れの場合は30日以内、一括支払いの金利ナシを利用するのが得策です。
ネット上で契約が完遂できるサービス
ネットでの融資申請後に店頭に出向くこと無く審査ができるサービスを利用しましょう、本人確認のために申請書類に記載された電話番号に確認電話、審査が通った後には契約書類が送られてくるのが通常の手続きですが、わざわざ店頭に出向く手間が省けるのがメリットです。
ATM手数料が無料サービスなキャッシングサービスを利用
返済時には金融機関ATMから振込する機会が増えますが手数料が発生します、しかしキャッシングサービス会社が提携しているATMからの振込の場合、手数料ゼロとなるケースが多く利用することで手数料負担を回避することが可能です。
キャッシングの審査の通る人と審査の通らない人の違い
キャッシングとローン同じお金を借りる行為ですが両者には違いが有るのは社会人の方ならご存知かと思います。
キャッシング=信用貸付もしくは無担保融資というタイプの貸付方法に該当するもの。
逆に銀行ローンなどの担保融資は借り入れる金額がキャッシングと比べて大きな額。そして金額に見合う担保保証が必要となるケースがほとんどという事。
サラリーマンの人が何千万円もの家を購入するとき銀行から融資を受けて建てるケースがほとんですが、「何を担保」として融資するのかと言うと「勤続年数、収入、年齢」などです。もちろん土地を所有している人なら土地の価値を担保に融資を受けることも可能です。
- 融資しても返済がちゃんとできるか?が一番大事なポイント
それに対して無担保融資の場合、担保としての審査が銀行ローンと比べてより厳しい目で見ることになります。担保がない人に貸し付けて返済を滞られると消費者金融、クレジットカード会社にとっては損失でしかありません。
そのため融資する際には細かい審査基準を設けて返済できると判断された人へのみ融資することになります。
逆説的に言えば融資されない人の特徴はこの1点です。 - 融資側から見て返済に問題ありと判断された人
審査基準は各消費者金融会社、クレジットカード会社によって違いはあり、A社で審査はダメだったがB社ではOKだったというケースも珍しくありません。
それらの点についても説明しているので審査を受ける前の知識として参考にしてみてください。
キャッシング審査が通りにくい人の属性
近年、キャッシングの審査が非常に厳しくなっていますが、理由の一つはキャッシングは、「無担保」であることが審査基準が高くなった理由でもあります。
仮に債務者が返済不能に陥ると、債権者は、損失を抱えることになり損失を補填する担保がないので融資した金額を回収方法がありません。
そのため「確実に返済を続けられる人」が審査に通りやすく、審査の通りにくい人の属性もおのずと分類されていきます。
審査が通りにくい人、極論で言えば「貸しても返せそうにない人」となります。
具体的な例を挙げれば下記に該当する属性があると審査の難易度が高くなります。
- 無職(収入がない人)
- 住居が不安定な人(年齢が高い人で賃貸に住み続けてる)
- 専業主婦、収入が確保されていない、扶養されている人
- 定収入者でない人(歩合制、派遣社員)
- 自営業、個人事業主(収入が安定しない傾向が強い業種)
- 離職、転職が多い人(安定した収入が不透明)
- 借金が複数の消費者金融からある人
- 自己破産や任意整理などの「事故歴」がある
などの属性が有る人は消費者金融からの融資、銀行からのローンなど審査が通りにくいタイプに該当します。
また、派遣社員の人に対しても審査基準が厳しいと言われています、これが継続して就業できるか不透明な属性のためのようです。
また借り入れに関しての年齢も審査基準となり借り入れが有利なのは20代中盤、30代くらいで40代の後半からになると審査基準も厳しくなりがちです。
もっとも無借金で定年までに返済できる額の場合には審査も有利に進むという側面もあります。
ただし、リストラが囁かれている不景気な業種に付いている場合は希望する額から減額された融資額になる場合も多いそうです。

キャッシングの審査に通りやすい人の属性
キャッシング審査に通りやすい人は「審査に通りにくい人」と逆の属性を持っている人となります。
簡単な例を挙げれば下記のような人達は審査に通りやすい人達です。
- 借金がない、または借金はあるが毎月返済を遅れずに行っている
- 20代、30代の健康で定職に付いている人
- 正社員、公務員として働いている人
- 離婚歴のない人
- 勤労年数が長い人
- 持ち家住まい
- クレジットカードの利用歴があっても返済の事故がない
- 税金の滞納がない、滞納があっても完済済みな人
などの属性に該当している人は審査が通りやすくなります。
借り入れできる金額の上限は
- 年収
- 勤労年数
- 年齢
などを考慮して決定されますが、気をつけたいのは年齢がある程度高い人が無借金の場合、審査の際に無借金で有ることが逆に戸籍を婿養子などで変更し過去の事故歴をごまかしていると疑われる場合があります。
必要ないのに積極的に借り入れをする理由はありませんが「信用度」という点で金額の大小を問わずに借り入れした金額を滞納無く返済済みの人のほうが貸す側としては信用がおけるようです。
ただし、資産持ちで今まで借りる必要がなかった人の場合は資産を担保として貸すことが可能なので資産にあった借入額が可能となるようです。
無借金、事故歴なしの人でも高齢者、年金受給者くらいの年齢の人だと借り入れは難しくなります。
年齢的に働くのが困難な状況が増える、高齢のため定職につくことが難しい、健康面で継続して働けない場合のリスクが高いなどが審査基準の高くなる理由です。
お金を借りるなら:カードローン比較
オリックス銀行カードローン
オリックス銀行カードローンの特徴は最低金利のスタート額が3.0%からと他社より低いこと。
また提携ATMを利用すれば利用手数料が0円で何回利用しても無料で利用が可能です。
他社ではATM利用手数料が有料なのがほとんど、入出金にも手数料が発生するケースもあるのでお得なサービスと言えます。
オリックス銀行カードローンの特徴
- 最低金利が3.0%から最大で17.8%
- 限度額が800万円まで
- 収入証明書は300万円以下なら不要
- 最短即日審査可能ローンカード発行も即日可能
- 提携ATM利用手数料が何度利用しても無料
- 銀行口座の開設手続きが不要
オリックス銀行カードローンは全国89,000台の提携しているATMなら何度利用しても利用手数料が0円で済むのが特徴です、それ以外にも口座を開設せずに借り入れすることが可能です。
ただしカードローンの審査基準は定収入者、正社員であることなどが条件となっているので専業主婦、アルバイト、パート、無収入者、派遣社員に該当する人達の場合は審査が通らない場合もあります。
三菱東京UFJ銀行カードローン
三菱東京UFJ銀行カードローンの特徴として他社と違うのは専業主婦でも最大で30万円までのカードローンが可能な点です。
それ以外にもインターネットからの申し込みでも審査時間が30分ほどで完了すること。
銀行カードローンの中でも最も早く審査が完了する銀行としても有名です。
三菱東京UFJ銀行カードローンがの特徴
- 金利4.6%から14.6%まで
- 最大限度額 500万円
- 100万円以下なら収入証明書は不要
- 専業主婦でも最大30万円までなら融資可能
- 提携コンビニATMの利用手数料は無料
カードローン審査で敬遠されがちな専業主婦でも融資可能なのが三菱東京UFJ銀行カードローン最大の特徴といえるでしょう。
最大限度額、最低限額については他社金融期間の方が限度額が高くなっています。
新生銀行カードローン
新生銀行カードローンの特徴は総量規制対象外のカードローンの中で最も早く審査即融資がされるところです。
平日14時までに手続きが完了していれば即日融資となります。
また借入金のうち5万円まで180日間無利息または謝金全額の無利息30日間という2つの無利息を選ぶことが可能です。
給料日前の数万円が必要な場合、5万円まで180日無利息を利用するのも賢い選択ではないでしょうか?
全額無利息30日間の場合、途中で何かアクシデントが発生し支払いに支障をきたすリスクも検討したほうが良いでしょう。
新生銀行カードローンの特徴
- 即日融資可能
- 金利は4.5%から18.0%まで
- 最大限度額500万円、限度額100万円以内は収入証明書不要
- 提携ATMなら利用手数料が無料
- 5万円までなら180日間の無利息、全額の場合は30日間の無利息
当日にお金が必要な場合、その日の内に融資可能なのが新生銀行カードローンの最大のメリットと言えます。
もちろん無利息期間内で返済すれば金利分も節約することができます。
りそなプレミアムカードローン
りそなプレミアムカードローンはりそな銀行の口座が無くても申し込みが可能で後日にりそな銀行の口座開設し口座からの返済も可能です。
他社と比較して金利が3.5%からと低く設定されており最大金利も12.475%と低いのも特徴です。
りそな銀行カードローンは口座開設で作るキャッシングカードがそのままローンカードとなり返済も借り入れもカード一枚で行うことができます。
また、りそな銀行住宅ローンを利用されている人は金利が更に年0.5%引き下げることが可能です。
りそな銀行カードローンの特徴
- 金利3.5%から12.475%と低金利ローンなのが特徴
- 最大限度額800万円
- 50万円以内は収入証明書は不要
- 最短即日審査が可能
- キャッシュカードで返済および出金が可能
- りそな銀行住宅ローンの利用者は金利0.5%の引き下げに対応
りそな銀行カードローンの最大の特徴はりそな銀行住宅ローン利用者は金利が年0.5%の引き下げが可能な事でしょう。
借り入れ、おまとめローンにも対応しているので全てのローンをりそな銀行一本にまとめることができるのも強みと言えます。
イオン銀行カードローン
イオン銀行カードローンの特徴はイオンの最大顧客でもある主婦層に優しく、専業主婦でも最大50万円までなら融資可能な点です。
また毎月の返済額の少なさも特徴で例えばこのような場合の返済額
- 100万円以上の借り入れが有る場合、金利が8.8%に引き下げられる(最大13.8%からの引き下げ)
- 10万円以内なら最低3,000円からの返済でOK
- 40万円超50万円以下の場合、最低10,000円からの返済が可能です。
他社の返済額で比較すると他社が40万円超50万円以内の借り入れで13,000円から15,000円ほどの返済額になるのに対してイオンは3,000円から5,000円ほど返済額が少ないことになります。
金利が安く返済額も低めの設定なので計画的に利用出来る人にはこころ強いカードと言えるでしょう。
それ以外の特徴について
- 金利3.8%から13.8%
- 即日審査、最短日の融資可能
- 専業主婦でも最大50万円まで融資可能
- 最大800万円、100万円以下は収入証明書は不要
楽天銀行カードローン
楽天銀行は実店舗ではなくネットバンクのみで運営されている銀行です。
楽天銀行カードローンの特徴
- 限度額300万円まで収入証明書不要
- おまとめ、借り換えローンもあり
- 金利4.9%から14.5%と金利が安く設定されている
- 他社金融機関の借り入れも借り換え可能
- 最短即日審査、即日融資も可能
- 新規入会者には提携している楽天市場から楽天ポイントのサービスポイントがつく
- 他社と比較しても審査基準がゆるく審査に通りやすいのが最大の特徴
楽天銀行はネットバンクの利便を最大に活かした24時間ログイン可能、入出金手続き可能なのが最大のメリットです。
消費者金融のおまとめローンも積極的にアピールしており他社からの借り入れをまとめて楽天に借り換えることで管理が楽になるメリットもあります。
また金利も他社より安い場合がありうまく利用できれば金利も含めて総額の支払いを抑えることが可能です。
楽天銀行カードローン
過去に事故歴がある人:キャッシングの審査が通らないはずなのにお金を借りれる理由
過去にキャッシング会社、金融会社、信販系、銀行などのキャッシング・ローンで事故歴がついた人が新規に融資を受けるのは非常に難しいと言われます。
クレジットカードによる
- 自己破産
- 任意整理
- 個人民事再生
など受けた人も同じですが自己破産をのぞき返済見直しをした人が返済完済した後、数年後にクレジットカードを持てるケースも報告されています。
審査が通る、通らないの可否は各金融会社、信販会社によって違うので確実ではありませんが
- 年齢が40代以下
- 完済後に新規借入なし
- 車ローンやデパート独自でのローン返済も問題なく完済している
- 正規社員で一定期間就業している
などの条件が重視されているようです。
- 年齢が若い、働き盛りであること(就職が高年齢より容易)
- 借り入れなし
- 車ローン、デパート独自の買物ローン返済問題なし
- 正規社員、公務員
- 同じ就業先で一定期間働いている実績(返済の見込あり)
などが判断条件となり特に働いている点、年齢が若い点は特に有利になります。
逆に退職間近の人、就職先が数年内で転々としている人は融資の面で不利と言われています。
また
- 年収の多い自営業者の人でも法人されていない
- 法人して間もない会社
の場合は収入が安定していても審査が通らないケースが多く、その場合は付き合いのある銀行に定期預金することで実績を作り銀行系カードを作るという方法で取得することも可能です。
また年齢層が高くなると賃貸アパートを借りる際にも保証人問題が発生します。
具体的には40代独身の人が賃貸アパートを借りる際に親を保証人につけても高齢なため保証人として適用できないケースです。
キャッシング契約、返済のまとめ
キャッシングサイトを利用する為のポイントまとめ
キャッシング契約前の確認事項としては下記のポイントを注意すること、そして自身の債務状況を冷静に把握し多重債務となる可能性、支払い計画に無理がある場合、新規借り入れを控えるなどについて説明します。
キャッシング契約前のチェックポイント
- 実店舗、会社情報が正確な会社であるか確認
- キャッシング契約をネット上で出来るか確認
- 30日内の一括返済は金利なしか確認
- 返済回数を繰り上げ返済可能か確認
- 金利が法定内で設定されているか確認
- 提携ATMの種類と設置されている数(全国チェーンのコンビニ内など)
- 提携ATMからの入出金は手数料が無料または低額か確認
気をつけるポイントは借り入れする会社が違法業者でないかの確認、そして返済方法に融通が効くこと、振込手数料が無料もしくは低額であること。
次に借り入れ前に自身の債務状況を確認するためのポイント
- トータルでの借入額を把握できているか
- 毎月の返済額を把握できているか
- 月の収入3分の1以内での返済額に収まっているか
- 返済額が月収入の何割になっているか
- 数カ月後に返済が終わる借入先を把握できているか
- 複数の借入先が有る場合、新規借入なしに返済を続けられるか
主に、複数の借り入れが有る場合の返済額を把握できている、返済のタートルを把握していることが大事なポイントです。
避けるべきは返済額が月の収入を超えないこと、仮に超えても新規借入をするのではなく従来の借入先に返済額の減額(一時的に数ヶ月だけ今の返済より少ない額で返済することを打診する)依頼などで対応する。
多重債務者の第一歩が返済額を返すために新規に借り入れを行うという自転車操業の状態に陥ることなので返済に問題が発生する前に借入先へ返済額についての相談することを勧めます。